2020-09-04

四十肩・五十肩の症状と治療方法とセルフメンテナンス

皆さんこんにちは、じん鍼灸整骨院(平松本町院)の和田です。

年齢を重ねると、ある日突然肩関節がスムーズに動かせなくなったり、激痛が起こったりする事があります。
この様な症状を総称して「四十肩」「五十肩」と呼びます。

これらは、加齢による肩関節滑膜や筋肉、腱などの性質の変化や血液循環の悪化、そして肩関節を取り巻く関節包や腱板に炎症が起こる事で生じると言われていますが、原因はまだ明らかにされていません。

  1. 炎症期(急性):血液循環の悪化により肩周辺組織が炎症を起こす。炎症により腫れや痛みが生じる。安静にしていても痛みがでる。
  2. 拘縮期(慢性):肩の可動域が狭まってしまい、こわばり、激痛が走り動きの制限を引き起す。
  3. 回復期:運動時の痛みや制限がリハビリなどにより次第に改善する時期

症状としては、

  • 原因不明の痛みや可動域制限が出始める
  • 一週間経っても治らない
  • 安静にしても痛みがある
  • 寝るときに痛みが強くなる
  • 手が背中に回らない
  • 髪を洗う時や服を着るのが困難
  • 痛みが治まったが可動域制限が治まらない

などこんな症状に心当たりのある方はいませんか?
これらの症状に当てはまる方は四十肩五十肩の可能性が高いです。

これらの症状は自然に治まることもありますが、放っておくと、日常生活が不自由になるばかりではなく、関節が固まってしまい、可動域制限が出ることもあります。
そうならないように、自宅で出来る治療法、セルフメンテナンスをいくつか紹介します。
(効果には個人差があります。)

四十肩・五十肩のセルフメンテナンス

炎症期の痛みが強い時期は、炎症を治めるために冷やし、逆に拘縮期は、温めることにより、血液循環や筋肉の硬さを改善します。
夜間痛がある時は、枕の高さを調整し、痛い方の肩の下にタオルを敷いて、寝具と肩の隙間を埋め、脇にクッションをはさみ、肩の高さを補います。
横に寝る時は、痛い方を上にして、肩が押し上げられないよう高さを保つ抱き枕や丸めた毛布を使用すると良いでしょう。
積極的に肩を動かすのは、炎症期には控えておくのが賢明です。
炎症が再発してしまいます。

  1. まずは肩甲骨のストレッチから無理のない程度に、肩甲骨を上下に動かす、また肩甲骨を寄せる(胸を張るように)、そして肩甲骨を離す(背中を丸める)ように動かすだけでも有効です。
  2. 振り子運動。まず、立った状態で上体を前に倒したら、痛い方の腕を重力に任せて下に垂らし、反対の手は机や台に置いて楽な姿勢をとります。そのまま、前後左右に振って、腕を振り子のように揺らしながら肩の可動域を広げていきます。
  3. 回復期には、手を後ろにもっていき、反対の手で痛い方の手をつかんで軽く引っ張ります。痛みの出る手前で5秒ほど止める。1日数回行う。

最後に、普段デスクワークが多く、慢性的に肩こりなどをお持ちの方は要注意です。

肩こりは肩甲骨の可動性が低下していることが多く、巻き肩の方も胸の鳥口突起のある前面の筋肉が縮こまってしまい、一方肩甲骨後面についている筋肉(棘上、棘下、小円、肩甲下筋)は伸ばされた状態になっているので何か月も続くうちに硬くなり、腱板に負荷がかかり「四十肩」「五十肩」を起こす要因の一つとなります。

普段から意識して肩甲骨を動かしたり、首や肩関節周りのストレッチをすることで予防対策になります。
じん鍼灸整骨院で行っている姿勢矯正を受けることが有効です。
お気軽に、スタッフまでご相談ください。

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