2020-07-18

テニスで起こるスポーツ障害、怪我の減らし方

こんにちは。じん鍼灸整骨院ゆいの杜院の前原です。
今回はテニスで起こるスポーツ障害、テニスでの怪我の減らし方について説明します。

幅広い年齢層で行われるスポーツであるテニス。
ノンコンタクトスポーツ(ぶつかり合わない)なので、比較的外傷は少ないスポーツです。ですが、その中でもテニスに多くみられる外傷は、急性では、足関節捻挫、ふくらはぎの肉離れ、膝の捻挫、アキレス腱断裂など。慢性では、使い過ぎによるテニス肘(外側上顆炎)があげられます。

今回はテニス肘について詳しく説明していきます。

テニス肘~上腕骨外側上顆炎~

テニス肘の発症年齢の平均は36.7歳と言われており、30~50代に多くみられます。
これから分かるように加齢で肘の伸筋腱が硬くなり、そこに負担がかかると伸筋腱の部分断裂や炎症が起こると考えられているのです。

加齢に伴って身体全体も固くなっていきます。
テニスのバックハンドの動きをしたときでは身体が固いと回転できなくなるため、その分、手首を反らすことでその回転を補って打つ動作をするため受傷しやすいと考えられます。
主にテニスのバックハンドで起こる外傷、と言われています。

テニス肘は、通常、じっとしている時にはあまり痛みがなく、「手首を反らせる」「内外にひねる」「指を伸ばす」いうような手首を使った動作を行った時に、肘の外側に痛みが起こるのが特徴的です。
治療法は安静にすることを第一に考えて、テニスや腕を使う作業を控えましょう。
テニス肘用のバンドを使うこともお勧めします。
痛みの出ない範囲で指や手首のストレッチを心がけましょう。

テニスの怪我の減らし方

○急性か慢性か

「いつか治るだろう」「前も痛かったけど平気だろう」は止めましょう。
初期症状が出たらすぐに、接骨院・整骨院へ相談すること。
テニス肘のように慢性的に発症するものは治りも遅くなってしまいます。

○一過性か潜在的なものなのか

一過性であるもの、一時的に練習量が多い(合宿、遠征)などで起きた場合などは、普通の練習量に戻れば大丈夫なケースは多いです。
しかし、潜在的なもの(自分の問題)であるグリップを変えた、打ち方を変えたなどで痛みが続く場合は、そのもののスタイルから変えなくてはいけないため、治りが遅くなってしまうので注意が必要です。
症状が出た直前の出来事がキーになるのでしっかりと把握しておきましょう。

○経過観察をしっかりする

競技復帰の基準を自分の判断でしてはいけません。
特にジュニアは、自然治癒力が優れているので治りが早かったりもしますが、経過を追いながら、将来的にまた怪我をしないようにサポートすることが必要不可欠です。

○画像診断

整形外科などでMRI、レントゲン状では異常がなかったから大丈夫~という解釈をしないようにしましょう。
それ以外の問題が隠れていることがあります。

○道具

新しいシューズ、ラケット、ガット、テンションによって怪我のリスクをあげてしまうことがあります。
プラスにもマイナスにも働くことがあるので、自分の身体に合ったものを使うようにしましょう。

最後に

今回はテニスで起こるスポーツ障害、怪我の減らし方について説明させて頂きました。
怪我の減らし方は他のスポーツでも同じく考えられることです。
テニスで肘を痛めている、テニスでのパフォーマンスアップを考えているなど、スポーツ障害・スポーツケアでお困りの方がいましたら、じん鍼灸整骨院・ゆいの杜院、前原までご相談ください。
お待ちしております。

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